ブランドをマネジメントする

ブランドもマーケティングと同様にどのように構築していくか戦略を立てる必要があります。
ビジネスを行う過程で自然と出来上がるものではありません。
これからブランドを作るのであれば、まずは、どのようなブランドを作り上げたいのかブランドのイメージを作りましょう。
ブランドのコンセプトを作るのです。

ブランドコンセプトの必要性

ブランドが持っている機能の一つに「識別機能」があります。
識別機能とは、競合他社の製品、サービスとの違いをお客さまに認識してもらう機能のことです。

認識してもらうためには、競合他社との違いを明確にする必要があります。
マーケティングでいうところのセグメントが重複しないようにするイメージです。
特に「ブランド連想」をさせるためには、明確なコンセプトが形になるからこそ具体的に連想ができるようになります。

また、最近は、お客さまもインターネット等で簡単に情報を入手して、比較することができるようになっています。
オフィシャルな情報だけでなく、他のお客さまの口コミ情報もインターネット上に溢れています。
そんな状態の中から、あなたのブランドを認知していただかなくてはなりません。
認知してもらえなければ、莫大な情報に埋もれてしまい認知されずに終わってしまう可能性が高くなってしまいます。
そうならないためにも、競合他社と差別化できるコンセプトを事前に作成する必要があります。

また、ブランドは、商品、サービスだけでなく会社や個人のコーポレートブランドを作ることもあります。
その場合は、会社や個人に対して、お客さまのイメージそのものです。
あなたが、どのような会社や個人でありたいのか、ブランドを通じてどのようなことをお客さまに伝えていきたいのかを
明確にしてブランドを作っていくことが差別化されたブランドを作るために必要となるのです。

 

ブランドコンセプトの作るポイント

では、ブランドコンセプトを作る際にどんな点に注意して作成すればお客さまに認識してもらえるブランドを作成できるのでしょうか。
一言でいいますと「お客さまに響く(刺さる)」ブランドコンセプトになります。

誰に

万人に支持されるということは、どんな分野であってもありません。ブランドも同じです。
そのため、どんな人にブランドのファンになってもらいたいか属性を絞り込む必要があります。
どんな人からブランド・ロイヤルティを誰から得るかということを決めます。

何のために

あなたがそのブランドを通じてお客さまに何をしたいか、届けたいのかを整理します。
単にお金儲けをしたいというだけでは、お客さまのブランドロイヤルティを得ることは難しいでしょう。
その結果、お客さまにどうなって欲しいのかを併せて整理しましょう。

ユニークか

お客さまが認識するためには、ユニークなブランドである必要があります。
競合他社と比べた時に目立つ何かがなければ気づいてもらえませんし、仮に気づいてもらえても違いが伝わらなければあなたのブランドを選んでもらえないでしょう。

ニーズを満たしているか

単にユニークなだけでは、お客さまのロイヤリティを得ることはできません。
お客さまが望んでいることを満たすブランドである必要があります。例えば、商品、サービスを出した時に「そういう商品が欲しかった」と感じてもらえるようなものになります。

ブランドの展開時の優位性

ブランドの展開は、競合他社よりも早く行うことが優位性を築くためには必要です。
後に出すメリットもあるのですが、あなたがビジネスで大きな利益を獲得したいと考えているのであれば、先発して展開しないといけません。

先発する優位性

  • 革新者層(イノベーター)や早期採用者(アーリーアダプター)に認知されることで、高い利益率を確保(スキミングプライス戦略)できます。
  • お客さまの心に参入障壁を形成しやすくなる。当該製品、サービスのカテゴリーとの間に関連性を構築することができ、ブランド連想をしやすくなります。
  • 経験効果を発揮することができるため、商品、サービスにかかるコストを提言することができます。
  • 当該製品のシェアを獲得できるため、スイッチングコストが参入障壁となって他のブランドへのスイッチを防ぐことができます。

後発する優位性

  • 需要の不確実性を見極めることができるため、リスクを低減できる。
  • 先発したブランドにより、市場が開拓されているため、プロモーションコストを抑えることができる。
  • 製品、サービスの研究開発にかかるコストを抑えることができる。

記事製作者

中小企業診断士 湯谷 一夫

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