信用リスクの定義

信用リスクとは

信用リスクは、「与信取引において、与信先の支払不能状態の発生(債務不履行)により、損失が発生する可能性」のことを言います。
なお、金融検査マニュアルでは、次のように定義されています。

信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフバランス資産を含む。)の価値が減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクである。このうち、特に、海外向け信用供与について、与信先の属する国の外貨事情や政治・経済情勢等により金融機関が損失を被るリスクを、カントリー・リスクという。

伝統的な銀行業務における典型的な信用リスクは、貸出や保証といった貸出業務に関わる貸倒れのリスクになります。この点において、信用リスクは、金融機関の本業に関わる本質的なリスクであると言えます。
また、金融機関にとっての信用リスクは、業務の高度化・複雑化に伴って、急速に多様化してきており、株式・債権の取引やスワップ、オプション等のデリバディブ取引など、あらゆる金融取引に内在しています。
さらに、取引先の所在国に起因するカントリー・リスク、外国為替取引などの決済リスク、債券の発行体の信用状態が変化することに伴う債券価格の変動リスクなども信用リスクとして捉えることができます。

 

記事製作者

中小企業診断士 湯谷 一夫

コンサルティングのご依頼などサービスの詳細は、次のバナーをクリックしてください。  

コメントを残す