モチベーションを維持する手段

ビジネスを成功させるために努力が必要不可欠ですが、努力をし続けるためには、モチベーションを維持する必要があります。
ほとんどの人が途中でビジネスを辞めてしまうのは、実は、モチベーションが続かないから結果が出ずにあきらめてしまうのです。
モチベーションが続かない原因として、間違った手段を選択していることがあげられます。
そうするとモチベーションを向上することが難しく一定のレベルに維持することが難しくなってしまうのです。

モチベーションを改善させるための要因は、いくつか考えられますが大きく2つの欲求が関係しています。
それは、「苦痛を避けようとする欲求」と「心理的成長をしようとする欲求」です。

不満足を防止する要因(衛生要因)

1つ目の苦痛を避けようとする欲求を満たす手段をとった場合、「苦痛=不満足感」を減少させることができます。
しかし、不満足感がいくら減少したとしても満足館を得ることはできません。
そのため、不満足が減少したことを満足感が増加したと勘違いするといくら対策をしても満足感が得られず、マイナスとプラスマイナスゼロの間を行ったり来たりすることになってしまいます。
ビジネスで不満足を感じるケースは、結果が出ずに収入がない、作業が大変、睡眠時間が少ない、休日に遊べないなどではないでしょうか。これらの不満足を解消する手段として、結局自分の好きな趣味などをして不満を解消することになってしまい徐々にビジネスから遠ざかってしまうことになります。
そのため、不満足をいくら解消しようとしても長期的なモチベーションには繋がることはありません。

満足をもたらす要因(動機づけ要因)

2つ目の心理的欲求を満たす手段をとった場合、「達成感」を得ることができまた、同じような満足を得たいと思うことで、次のアクションのモチベーションにつながります。
先ほどの衛星要因は、プラスになることはありませんが、動機づけ要因は、マイナスになることはありません。
そのため、満足感をもっと得たいという思いから、さらに大きな満足感を得るための動機になるのです。
ビジネスにおいて、満足をもたらすケースは、お客さまから良い反応があった、感謝されたなどではないでしょうか。
単にお金などの報酬がモチベーションになっていないので少しでも反応があれば、次の行動につながります。もちろん最初の満足を得ることは大変ではあるのですが、その時期さえ乗り切ることができれば満足を得ることが可能となります。
長期的なモチベーションを得るためには、動機づけ要因を高める手段を選ぶ必要があります。

次に実際にモチベーションを維持するための方法を説明したいと思います。

下がったら上げる

もし、モチベーションを維持するためには、どうすればよいのでしょうか。
モチベーションが下がったら上げればよいのです。
言うのは簡単ですがモチベーションが下がっている傾向にあるものに対して、上げるのは簡単ではありません。
そこで、何かモチベーションが上がる別のものを用意します。
要は、自分に対して「アメ」を与える作戦です。○○ができたら、ご褒美を与えることでやる気を引き出します。
しかし、この方法には、問題もあります。それは、長期間効果を発揮できないです。
また、毎回同じアメでは、満足できなくなってくるため、アメを増やす必要があるのです。
もし、アメがなければ、モチベーションが上がることはないでしょう。

下げない工夫をする

先ほどの方法では、モチベーションを一時的に上げることはできてもそれを維持し続けることは難しいです。
逆に、モチベーションを下げないようにする方法も必要になります。

中庸(ちゅうよう)を維持する

最初から大きな目標を立ててしまうと達成が難しくなり、モチベーションが下がることがあります。例えば、達成できそうにないノルマを与えられると達成に向けて頑張る意欲が失せるようなケースです。
逆に簡単過ぎてもいけません。やりがいが感じられなくなり徐々にモチベーションが下がる原因となります。
そのため、適当な難易度の課題や目標を設定していく必要があります。
ビジネスであれば、いきなり最終ゴールを目標として取り組むのではなく、適度な難易度となるように細分化してから取組ます。
それによって、ハードルを下げて取り組みやすくし、モチベーションが下がらないようにします。

お金を得ることを目的にしない

ビジネスを行うために目標を持つことは大切です。しかし、単に報酬(お金)だけを目的にしてしまうと結果が出るまで時間がかかるためどうしてもモチベーションを維持することが難しくなってしまいます。
そのため、別の目的を設定します。例えば、結果にかかわる目的ではなく社会貢献のボランティアのように報酬を求めない目的とすることで多少難しいことがあっても続けることができます。
また、お金を得ることを目的としてしまうとそのためには、手段を選ばないようになりかねません。そのようなビジネスは、長期的にみると顧客には受け入れられないでしょう。

 

モチベーションを長期間維持するためには、満足をもたらす要因を経験するしかありません。一度経験するとさらに頑張ろうという気持ちになれます。
なので、最初は、苦しいかもしれませんがあきらめずに小さな満足を経験することを目指して頑張ってください。

記事製作者

中小企業診断士 湯谷 一夫

コンサルティングのご依頼などサービスの詳細は、次のバナーをクリックしてください。  

コメントを残す