企業の基本となる考え方と将来像を決めよう

ビジネスを行っていくに当たって明確にしておくものがあります。
それは、「経営理念」と「ビジョン」です。
多くの企業が定めていますので名前は、耳にされたことがあるかもしれません。

しかし、どんなものか説明するとなると説明できますでしょうか。
簡単に説明すると次のとおりとなります。

経営理念:企業が活動を行っていく上で基本となる考え方

ビジョン:企業が将来このようになっていたいという将来像

よく、利益や売り上げを上げることが企業の目的としているような企業があるようです。
しかし、利益や売り上げは、事業活動の結果に発生するものであって決してそれらを上げることを
目的としてはいけません。
そうしないと、不正とまではいかないにしても一般常識的に良くないことを平気で行うことに
なりかねません。
実際、売り上げ第一としていた企業は、売り上げを上げるためであれば、社員が心身共に消耗することは
二の次という方針としていた企業があります。もちろんその企業は、人材の流出が激しく決して良いとは
言えない状況でした。

 

経営理念の作り方

経営理念は、会社のすべての活動に影響するものです。
代表者の想いを形に表したものが経営理念となりますので、行動する際にどのような姿勢や立場を取るのか
経営理念に従って行動することとなります。
そのため、経営理念が最終的な判断を行う際の最終的なよりどころとなるのです。
根幹となる判断基準があることで、大きな方針がぶれることを防げるのです。

また、経営理念は、社員一人一人に伝える必要があります。
会社を発展させていくためには、関係者が一丸となり、目指す方向に向かって行動する必要があります。
全員が同じ考えでまとまるためにも経営理念が必要となるのです。
そのため、経営理念の内容が関係者の心に響くものでなければいけません。
例えば、長い文章でかかれた経営理念は、覚えることが難しいでしょう。
また、難しい言葉を使っても、聞いて理解はされない可能性があります。
もちろん、分かりやすい経営理念であっても関係者に浸透させる地道な活動が必要になるのは言うまでもありません。

経営理念を作成するには、まず自らが大切にしていることをいくつか挙げてみましょう。
それが経営理念の元になります。
他社の経営理念も参考にしてもよいですが、やはり自らの会社の経営理念は、自分の思いを表すためにも
自分の言葉で表現するべきと考えます。
想いを込めないと相手の心に響く経営理念とはなりません。
また、経営理念は、考えて終わるものではなく実践することに意味があります。
実際に行動していくことも踏まえて考える必要があります。

理念は、全員が共通認識として持つ必要がありますので大切にしたいものを社員から聞くことも有効な方法です。
一部でも社員が参画することでより身近な経営理念になるでしょう。

なお、経営理念は、変更できないわけではありません。
もちろん頻繁に変えるものではありませんが、会社の方針が変わったり、大きく環境が変わった場合など
変化に伴って必要であれば見直した方が良いと考えます。

 

ビジョンの作り方

ビジョンは、会社の将来像を表します。個人でいうところのなりたい自分です。
どのような会社にしたいのか明確にしておかないと、どのような努力をしていけば良いのかも分からなくなります。
まずは、自らが夢想するものをビジョンとするのが良いでしょう。

ビジョンがあることで目指すものが明確になります。
迷ったときなどビジョンがあれば、方向性を見失うことがなくなります。

ビジョンを作成するには、関係者に訴えかける内容である必要があります。
全員でその将来像を目指すことになるので全員の認識が一致する必要があります。
また、何か迷った時にでも将来像を見据えて道を誤らないように正しい道を見えるようにしないといけません。
よく分からない将来像では、与えられた使命を果たすことができなくなるかもしれません。

記事製作者

中小企業診断士 湯谷 一夫

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