他人と同じ行動で安心させる(同調効果)

他人と同様の行動をすると理由は分からないが安心することはありませんか。
自身が正しいと思っていたとしても、他人と違う行動をとってしまうと不安をいだいてしまうことがあります。

他人と一緒は安心する(同調効果)

私達は、普段集団行動を基本に生活していますので周りと違う行動をとってしまうと不安を感じやすいです。
特に日本人は、阿吽の呼吸でハッキリ言わなくても察する傾向があるため、より顕著だと言われています。
また、集団行動では、他人との足並みを乱すことが悪いことのように感じる傾向があることから、
集団のメンバーに嫌われないようにする傾向があります。

 

どのような場合に発生するのか

自分の意見が少数意見となった場合、それが間違っていなくても多数の意見に合わせてしまったことはありませんか。
また、巷で流行しているから、なんとなく自分も流行に合わせてやってみたとか同じファッションをしたような場合も
同調効果が働いています。

最初は、少数のうちは、影響も少ないですがだんだんと同じ考えの人が増えると同調する傾向が強くなるばかりか、
少数側に対して、多数派に同調するような圧力をかける現象が見られます。

流行にのる

流行が発生するとそれまでは、まったく見向きもされなかったものが流行した途端注目されるようになります。
そして、流行の対象に同調していることがいいことのような雰囲気になりがちです。
また、流行に関わっていないと「ぱっとしない」というような雰囲気になったりします。
そのように、思われるのが嫌だという感情から流行にのるという状況が生まれるのです。

反対意見は言いづらい

会議などで自分のみ反対するようなケースでも同調効果は発生します。
自分の意見が悪いかのような意見をもらったり、しっかり検証もしないままそもそも考えが間違っているような
反対をされてしまうケースはないでしょうか。

自分も反対しなければ、穏便に決まることを考えてあえて意見を言わなかったりするのも同調効果で周りからの
圧力を受けているからです。言いづらい雰囲気になっていると感じるのがこれにあたります。
しかし、往々にして言いづらい雰囲気は、勝手に自分で思い込んでいるわけであって明確に言いづらい状況では
ないはずなのですがどうしても、そのように感じてしまうことが多いのではないでしょうか。

効果的に使う場面

みんな使っている

対象者が自分が他者と違う行動をしていることを認識させることで同調効果が発生しますので、
他者はすべからく商品、サービスを利用しているような雰囲気をだすことで、同調効果を感じさせることができます。
また、対象者が自分だけが異なっていると認識しやすいように属性を絞って話をするとより同調効果を感じやすくなります。
例えば、同じ年代の方は、8割以上の方が利用しているなど、利用者の属性を対象とするお客さまの属性に絞りこむことで
自分と関係していることを印象づけた上で利用しないと少数派になってしまうという流れを作ります。

判断材料が乏しい

相手の方の知識が乏しく判断材料がない場合になどは、より同調の効果が発揮されます。。
自分が持っている知識では判断がつかないような場合、決め手となる情報が口コミなどすでに利用されている他者の情報に
頼る傾向があります。
そのため、商品、サービスを選ぶときに他者がよく選んでいるというものは、悪いものではないだろうという思いから
多数の意見(売れ筋の商品、サービス)を選んでしまう可能性が高いのです。

口コミ

購入されたお客さまの感想を公開することも多数の意見に同調することを誘うことも期待できます。
みんながやっていることに合わせたくなってしまう心理を活用して、他者と異なる判断をするという印象を
与えるきっかけになる可能性があります。

記事製作者

中小企業診断士 湯谷 一夫

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